南房総はいかがですか?

千葉県南房総のいろんなことをレポート。

正月もお仕事

南房総では正月も働く人がけっこういる

こんにちは。今年の冬はかなり寒いです。温暖と言われる南房総も冷え込んでおり、霜が降りているところも見られます。

南房総は海沿いの白浜・千倉あたりは霜がおりないと言われていますが、今年は朝だけ白くなるかもしれません。

そんな冬らしい南房総もそろそろゆく年くる年を迎えるわけですが、田舎ならではの職業の中には正月休みが存在しないものもあるんです。

養鶏場

養鶏場、つまり鶏さんを飼育しているところですね。南房総はほとんどが鶏卵用の養鶏場ですが、中には鶏肉用のところもあります。

生き物なので餌やりが必要なのは当然ですが、たまごは産むなといっても産んでしまうものなので、鶏卵の養鶏場は基本的にお休みをとることはできません。出荷などがない養鶏場もあるかもしれませんが、ほっとくと腐ったり、割れて周囲が汚れたりするので正月も出勤します。

酪農

南房総は酪農発祥の地と言われ、各地域で酪農を営んでいる農家さんがいらっしゃいます。こちらも生き物ですから毎日の餌やりを休むわけにはいきませんが、正月も安めないのにはもう一つ理由があります。

それは牛の乳しぼり。牛の乳は毎日絞らないと病気になることがあるそうです。なので正月休みも返上でせっせと乳しぼりしなきゃならないそうですが、たいていは臨時のアルバイトに任せたりするみたいですね。

キャンプ場・ホテル・旅館

南房総は観光業が盛んですが、これらも正月営業が普通のようです。海のそばで朝日がキレイな土地なので、初日の出を拝もうと旅行客が結構くるんだとか。こんなに寒いのにキャンプ場もいっぱいだそうですよ。ちなみにキャンプ場は空いているところと休みのところがあるので事前にしっかり調べて行きましょう。

今年はなんといっても10月の巨大台風による被害が南房総一番のトピックスだったように思います。来年はぜひとも穏やかな気候の一年になりますように。

田舎の忘年会

田舎は忘年会が多い

こんにちは。南房総もだいぶ冬めいて来ました。スーパーには正月用の飾りも置かれて年末ムードが漂ってます。

年末といえばクリスマス、そして忘年会ですね。東京に勤めてる方々は会社関連や友人関係など複数の忘年会に参加する方が多いかと思います。営業マンだと会社の取引先の会に出席するということもありますよね。半分仕事の酒はなかなか酔わなかったりするものでしょう。

さて、南房総のような田舎では都会とは少し違った忘年会の集まりがあるようです。しかもなかなか長時間に及ぶことが多いらしく、この時期は体調管理に注意している(特に男性)という話を良く聞きますよ。

地域の青年団による忘年会

まず田舎によくあるのがこれでしょう。青年団というのは地域の青年男性らによるもので、お祭りの企画・管理・運営をメインに、地域の草刈りや強風などによる破損(木が倒れたりとか)などの清掃、場所によってはクリスマスイルミネーションの飾りつけなんかも行ったりします。

いわば地域の雑用といったところでしょうか。東京など都会でも存在しますが、人口密度が多いところではその存在が把握されていることは少ないようです。ちなみに田舎の青年団は任意の参加ですが移住者も参加可能で、人口の減少・高齢化が進む田舎では青年団に入ってほしいと勧誘されるケースもままあります。健康面や活動時間に問題ない方は地域とのコミュニケーションと思って入っておくのが良いでしょう。私はまだ入ってませんが。

地域の消防団による忘年会

田舎には国家資格をもつプロの消防団とは別に地域の若者~中年の男性で構成されている消防団があります。ちゃんと放水車も持ってますよ。最近ある地域の地元消防団が昼休みに飲食店に放水車で寄ってしまったことが話題にもなりました。

こちらは体力自慢の団員が多いようで、忘年会もだいぶ派手に行われるんだとか。

青年団と同じ理由から勧誘が多いようですが、こちらは訓練などもあるため仕事の都合次第では断っても良いかと思います。私の独断ですけど。

忘年会は男性だけで行う?

田舎の忘年会は会社、友人の他にこの二つがあることが多いです。しかも集まりにはやや厳しめのようで、確実に参加できるようスケジュールを空けておけと促されるそうです。

上記で説明してる通り、この二つの団体は男性のみが基本みたいです。(地域によっては女性が入るとこもあるかもしれませんが、南房総では聞いたことがありません。)忘年会となるとお店を予約することもありますが、地域の集会所で行うケースもあります。こうなると時間制限は無いに等しいので大盛り上がりするというわけです。さらに、男性だけだとちょっとなーということもあってコンパニオンを呼ぶケースが多いそうですよ。高齢化が進んでいる南房総は若い女性を見かけることも少ないので、会はさらに大盛り上がりになるというわけです。

南房総は居酒屋に徒歩でいけない地域がほとんどなので、こういう会はみんな楽しみにしているんだとか。大盛り上がりはもちろん結構なことですが飲みすぎて忘年できないような粗相はしないように心がけたいですね。

南房総は太陽が大きい気がする

南房総で見る夕日や月は大きくキレイ

皆さまこんにちは。寒くなってきていますが雨が定期的に降りますね。南房総はほとんどの地域で凍結は気にしなくていいのですが、一部厳冬期になると凍結の恐れがでるようです。車無しでは確実に生活できない地域だけに、注意したいです。

今回は前々から思っていたことを書いてみました。そう、夕日と月がでかいんです。こないだ撮ってみた夕日がこちら。

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こちらは白浜の海に沈む夕日です。写真だと大きさが伝わりにくいかもしれませんが、東京に比べてずいぶん大きく見えます。

月も同じく大きく見えます。なにかこの地域の気候と関係してるのでしょう。理由はわかりませんが。

夏に比べると、月も太陽も今頃の方がキレイです。月はもう少し前の方が明るかったように思いますね。雲のない満月の日だとまるで街灯がついてるかのごとく月明りが地面を照らします。こちらに移住したての時は驚きました。

星もそこそこキレイですが、海のそばの湿気のせいか、あるいは意外と走る車の排気ガスなのか少しぼんやりとしています。長野や山梨にはとてもかないませんね。

この時期南房総にいらっしゃるなら、是非一泊して夜空を楽しんでいただきたいですね。

南房総では良くサイレンがなる

どうもこんにちは。南房総もかなり冬のにおいが出てきました。スーパーではキャンプ用品売り場を狭くしてこたつやヒーターなどを全面に出しています。

あと部屋で運動するようのマットや機具もアピールしてますね。なんにしても寒くなるということでしょう。

冬が近づくと南房総の広い空はとても透き通って見え、宇宙を感じさせます。

そんなすがすがしい青空によく響き渡るのがトンビと南房総市館山市の流すサイレンです。

南房総ではいくつかの用途のサイレンがよく流れる

南房総では行政の流すサイレンや放送がよく流れます。用途別にピックアップしてみます。

津波・強風・強雨など自然災害

まずは一年を通して最も多いと思われる自然災害への注意放送です。

10月の巨大な台風が来た時も、避難勧告の放送が響き渡っていました。土地柄で津波の危険もあるので、海近くには近づかないようにとの知らせも流れます。

また、南房総は中心が山で構成されていますが、山沿いはがけ崩れが良く起きるようで、かけ崩れの注意放送もセットで流れることが多いです。

危険が去った後は警報が解除されたとの知らせも流れます。

Jアラートテスト

これは比較的最近流れてるように思います。某国の挑発が多くなっているのが原因でしょうか。

しつこいくらいにテストということを放送してからテスト放送が流れます。お昼時に流れるようになっているようですね。

火事

南房総では火事が良く起こります。これは畑や家の刈り取った雑草を燃やすことが多く、風が強い日に燃え移ってしまって起きる火災がほとんどです。

農家さんは雨の次の日に燃やすといった方法で火事を防いでますが、一般の方はお休みの都合もあってか強風の日に燃やすこともままあります。

これから乾燥期になるので注意してほしいですね。

行方不明

意外と多いのがこの行方不明者の放送。高齢化が進んでいる南房総では老人が行方不明になることがよくあり、背格好や服装などが放送で流れます。やはり春先が多いですね。

突然の放送にはその地に住んでいてもびっくりしてしまいます。しかしそれだけ大事なこと。できるだけ耳を傾けて万が一が起きないようにしたいものです。

南房総は紅葉スポットもあるんですが

10月の台風が全てをうばう

こんにちは。10月の二連続台風は大変でしたね。南房総も直撃し、各地に被害が出ています。

雨風で農業の方々は作物にダメージがあり、強烈な風は一般家屋の瓦を吹き飛ばし、お店の看板も破壊される始末。さらにとんでもないのは漁船がいくつか沈んだという話です。なんてことでしょう。

私自身も体験したことのない雨風で恐怖を覚えました。しかし、ここ南房総はその土地柄のせいでもう一つの被害があるんです。

海の近くは塩による「塩害」が発生した

今回の台風は南西から北東へ斜めに上がっていきましたが、その強い風で海の塩を各地にまき散らすという南房総ならではの被害がでています。

農作物はこの「塩害」によりかなりのダメージを受けています。ハウス栽培の野菜や果樹は免れたようですが、露地畑でまわりに防風林がないようなところは絶望的です。今季秋の作物はあきらめた農家さんも多いでしょう。

「塩害」は農作物だけでなく、家や車など屋外に接しているものにも影響が出ています。私の車と家の窓は塩でびっしりでした。見た目だけならいいんですが、車のブレーキ周辺にも入ったらしく、少しおかしな音が出ていました。近々メンテナンスに出す必要がありそうです。家の金属部分なども手入れしないと錆が出てしまうでしょう。

また、南房総の一部の地域では紅葉スポットとして注目されていますが、塩害のおかげで葉が枯れているところが多く、残念ながら今年の紅葉はあまりきれいでないかもしれません。

地元の人の塩の対策は

南房総の人々は基本的に塩の対策は行っていないように見えます。家々はまわりに木を植えて防風に備えてますが、錆びにくい材質を使うということはあまりしてないようです。なのでこのあたりの家はよく塗装直しが行われてます。厳しい自然と付き合うには致し方ない出費ということでしょうね。

南房総は地域で気温変化がすごい

んー。暑い日々がなぜか続いています。東京は長袖なんでしょうか。南房総はバリバリTシャツです。一時涼しかったんだけどなー。

南房総は各エリアで気候がいろいろ

南房総は館山と南房総市(富浦、富山、丸山、三芳、千倉、白浜)で構成されていますが、各地域で気候が結構変わります。

千倉、白浜は海が近いのでかなり暖かく、冬でも霜がおりません。しかし湿気がいつまでもすごいです。私は千倉に住んでいますが乾燥剤を入れているにもかかわらず、食器棚の中の鍋にカビが生えてました。ふけばとれる程度ですが。

千倉は真夏の湿気もそれはそれはとんでもないレベルでして。クーラーがないとほぼ寝れません。保冷剤には随分助けられました。しかし千倉も海から離れた丸山地域に近い山の方までいくと湿気は大分落ち着いてきます。このあたりには別荘地もありますね。やはり過ごしやすいから作られたんでしょう。

館山も海側はすごい湿気でしょうが、全体的に白浜、千倉ほどは暖かくないようです。冬になると普通にマイナスまで下がるみたいですね。館山の山の方に近い丸山、三芳地区も冬は寒く、雪が降ることも多いです。

いざ南房総に住むにしても海側なのか、山側なのか、あったかいのがいいのか、湿気がいやなのか、いろいろと吟味した方がいいでしょう。地元の不動産なら全体の気候も把握しているはずなので、気に入った家が見つかったら付近の気候を聞いておいた方がいいですよ。あとからなんちゅー湿気やーって後悔したくないですよね、私みたいに。

三芳村「鄙の里」

南房総三芳村の道の駅「鄙の里」に行ってみた。

だいぶ秋めいてきました。南房総は秋祭りや紅葉も見れるので秋もけっこう忙しいんです。

さて秋の雨でどこへ行こうかと考えていましたが、今回は南房総里山三芳村の道の駅に行ってみました。

こちらが駐車場から見た全体像。木造りのおしゃれな建物です。

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道の駅の周りは一面田んぼ。

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現在はお休み中ですが足湯もあります。

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レストランとおみやげの入ってる建物。

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こちらは野菜などの直売所。結構広いです。

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三芳村は無農薬有機栽培で有名。

南房総市では各エリアで農作物が作られていますが、中でも三芳村は無農薬有機栽培で有名な場所です。周りが山で囲まれたこの土地は南房総市というよりは山梨や長野に近い雰囲気があります。野菜やお米農家が多く、他にも鶏卵や酪農など様々な農業がおこなわれています。当然直売所の品物は良いものばかり。こちらの直売所は三芳村の農家でないと置くことができません。里山の味を是非おみやげにお持ち帰りください。

休日は行列ができる「BINGOバーガー」。

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こちらの道の駅のもう一つのポイントは駅内にあるハンバーガーショップ「BINGOバーガー」です。超絶大人気のこのお店は休日になるとツーリングに来たライダーなどで大行列に。その特徴はとにかくでかいこと。某ハンバーガーショップのサイズを想定してたら食べきれないかもしれませんよ。

館山に近い。

三芳村は館山のお隣に位置します。こちらの道の駅も館山のバイパスから少し走ったところにあり、比較的行きやすいところです。海がメインの南房総ですが、三芳村の持つ里山の雰囲気も素晴らしいですよ。是非寄ってみてほしいですね。