千倉潮風王国でサンバ
潮風王国で開催された「千倉DEサンバ」
みなさまご機嫌いかがですか?こちらはこないだ熱中症になりました。一言に熱中症といってもいろいろと症状があるようですが私の場合
強烈な暑さを感じる↓
うっすらぜんそくのように息が吸いづらくなる↓
目に映るものすべてに腹がたつ(この時点で熱中症と思われます)↓
頭が痛くなる
だいたいこの順番ですね。頭が痛くなると流石に休憩します。今回はちと休憩のタイミングが悪かったようで頭痛は翌日まで残りました。皆さん熱中症には気を付けて。水分補給はもちろんですが、危ないと感じたら休憩しましょう。
さて、そんな体調だったので存分に楽しむことができなかったのが悔やまれますが「千倉DEサンバ」なるイベントが潮風王国で行われていたので行ってきました。潮風王国についてはこちらをどうぞ:千倉の道の駅「潮風王国」
アーティストがステージで盛り上げます
こちらはこのイベント用の特設ステージ。アーティストやパフォーマーが出演します。歌、演奏どちらも素敵でした。夏の夜にぴったりです。サンバぽい恰好の人もいましたよ。
地元のお店もたくさん出店
飲食店はかなり充実してました。ビールだけでなくソフトドリンクやブラジルぽいカクテルもありましたね。フードもブラジルの料理がありました。焼いた牛肉を酢で食べるものを買ってみましたがおいしかったですね。ただ、カップケーキくらいの量で500円でしたが。安くはないけど高すぎるとも言えないような。あなたならどう思いますか?
最後は花火で締めくくり
盛り上がりが最高潮になり、花火が数発上がってイベントは終了しました。土日の二日間やっていたようですが、どちらも花火は揚がったようですね。イベント自体はレベル高めです。いろんなフェスに行ったことがある人もきっと見劣りせず楽しめるはず。来年開催に期待しましょう。
続:南房総の農業について
南房総市の行っている農業支援
みなさんこんにちは。私は平日に南房総の某キャンプ場でバイトしてるんですが、そこに来てたお客さんにこんなこと言われました。「いいよいいよ、千葉だから」これを言われた経緯を説明すると長くなるのでやめときますが、要するに千葉は田舎だからざっくばらんで大丈夫、的な意味で言われたわけです。
私自身は千葉の北総地方出身で、地方都市ながら「田舎だなー」と思ってたし、この発言にも何一つ怒りは感じてません。ですがちょっと意外でした。というのもグンマー帝国やトーチギ王国の方々からよく「千葉は都会だからなー」とか「東京近いし。」とか言われてたので関東の中でも都会の方だと思ってたんです。ですがこの一言。まあ千葉も田舎ですよね。ちなみのこの方の車のナンバーは品川でした。出身かはわかりませんがね。
さあ、今回は前回に続き南房総の農業について綴ってみたいとおもわれり。南房総市は農業が強いとはいいがたいですが行政の支援はあります。
南房総農業支援センター
南房総市と農協から人材を派遣して作られた「南房総農業支援センター」というものがあります。新規で農業をやろうという人へのアドバイスや、書類作成代行、草刈りや耕うん(たがやすこと)代行、そして1日農業体験の開催などその業務は多岐にわたります。他にも行政で確保している農地の貸し出しなども行っています。この団体は最近作られたもので、空いて放置されてしまった農地を復活させたいという思いから作られたと聞いています。
市で負担する補助金
月5万円の補助
南房総市では農業を志す人、あるいは既存の農家さんに対していくつかの条件つきの補助金を用意しています。新規の方向けには農業で稼ぐことができるまで生活などをある程度補助するという名目で月5万円が支給される制度があります。目標年収の設定や、それに満たなかった場合の返金義務など一筋縄ではいかないものではありますが、なんといっても先立つものがなくては始まりません。利用できるものは利用したいものです。
害獣よけの電気柵補助
既存の農家さん向けに最も使われていると思われるのがこの電柵補助。電柵というのはその名の通り電気が通ってる柵のことで触るとびりびりします。これで害獣、南房総の場合は主にいのししが入れなくすることができます。もぐりでないちゃんとした農家さんであればだれでも受けることができるもので、半額を行政が負担します。
成功しているか、というと
紹介したのはごく一部で行政では様々な農業の問題に対応しています。がしかし、既存の農家さんから常に評判がいいかというとやはりそうではありません。その原因の一つとして、行政の担当者が農業経験がほとんどないといったケースがあることが挙げられそうです。やっぱりやったことなきゃわかんない、ということになってしまいますよね。かといって普段の仕事の合間に畑や、家畜の世話をするのは至難の業です。なかなか解決できる問題ではないでしょうね。
もう一つは南房総市がそもそも農業に強いところではないという問題があります。特産品も少なく、特産品以外のできが悪いこともしばしば。昔は流通が悪かったので地元の野菜やお米、畜肉などが良く売れたわけですが、今では全国どころが世界中から品物が容易にたどり着いてしまいます。そんな中で勝てるほどのものがなかなか作りづらいという弱点が南房総にはあるわけですね。
でもチャンスも
ところが南房総の農業は絶望的かというとそうでもない傾向も見られます。関東の中でも一位二位を争うほど暖かい気候に目をつけている農家さんがちらほら他県から来ています。この手の農家さんはすでに他県である程度成功している人たち。きっと南房総でも成功し、南房総を盛り上げてくれることでしょう。
地元の農家さんも負けてはいません。今までのやり方にプラスアルファの工夫で業績を伸ばしている方もいらっしゃいます。海があり、山もある自然の豊富な土地で、農業も生き続けてほしいと切に願っています。
南房総の農業について
南房総の農家は廃業が続いている。まあどこの田舎も同じだけど
皆さんこんにちは。うだる暑さのなかいかがお過ごしでしょうか。南房総は梅雨が終わってから風が吹いてきて湿気も落ち着いてきて少し過ごしやすくなっています。蚊も落ち着いてますね。
さて、以前「びわ」の話をしたときに触れましたが、南房総の農家と農業の直面している現実について触れてみようと思います。といっても田舎出身の人はよくわかってるかもしれませんが。
びわの話はこちらからどうぞ南房総名物「びわ」
農家を継ぐ人がいない
まあなんといってもこれに尽きるわけです。そう、後継者不足ですね。70、80代の農家さんはやはり体力の限界で引退する人が多いです。でも息子、娘は都会に出てるし、孫も都会暮らしだし、何より農業が昔と比べて非常に儲けづらくなったという点があって後継者が来ないんです。来ないだけでなく、高齢の農家さんもあまり継がせたくないという考えを持つ方が多いです。
農協は高く買ってくれなくなってしまった
昔は米や野菜、花を作って農協に卸せば概ね食っていけたそうです。ところが今は輸入が増え、農協の卸価格は驚くほど安く、一部の大量に作れる農家さんか、独自の販売ルートを持っている農協に頼らない農家さん(有機・無農薬農家はこのパターンがほとんどです。)以外は農業だけでは生きてはいけません。それどころかマイナスになってしまう人もいるくらいです。
花農家は特に厳しめ
国産の野菜・米がちらほら脚光を浴びだしてはいますが現実は厳しいです。花に関してはほぼ輸入になってしまい、花農家さんは瀕死の重傷という状態です。南房総は花が有名な地域で、季節によっては「花摘み」の観光客でにぎわう場所なんですが、農地の空きは目も当てられない状態です。
草が生えてるところは花畑だったり、田んぼだったりしたそうです。完全に手入れがなくなり荒れ放題になっています。
目も当てられないくらい崩壊しているビニールハウス。この手のハウスは結構見かけます。撤去ももちろんお金がかかるし、ここまでぼろいと再生も厳しいでしょう。結果放置となってしまっています。
国・県・市の対応は
行政もただ指をくわえてこの状況を見ているわけではありません。新規就農者の斡旋や支援、既存の農家さんへの新たな農法の指導、販売方法などあの手この手で農業を復活させようと試みています。しかし、はたして本気で復活させたいと思っているのか、はたまた票欲しさのアクションなのかなんとも言えないところです。行政の具体的な試みなどは次回詳しくお伝えします。
千倉の道の駅「潮風王国」
南房総千倉の道の駅「潮風王国」に行ってきましたよ
どうもこんにちは。昨日は身が凍るほどの豪雨が降りました南房総です。私史上最凶の降りでした。車に乗ってましたがワイパーが追い付かず、前が見えなくて停止してしまいましたよ。おそろしか。
そんな昨日とは違って、良く晴れた日に千倉の道の駅「潮風王国」にぼんやりしにいったのでそのご報告を。以前こちらでフェスがありましたがその記事も書いてるのでよかったらご覧ください。
過去記事:潮風王国でフリマ
十分な駐車場
道の駅というわけなので車でくることが第一に想定されてますね。なので駐車場は重要なファクターになるわけですが「潮風王国」は万全といえますよ。
ほら、広いでしょ。
キャンピングカーみたいな大きめの車でも大丈夫。実際キャンピングカー結構きます。
南房総の道の駅の中には「一晩中とめないで」とか「道の駅利用者以外は禁止」というものがあります。全国的に見ても道の駅の駐車場利用について議論が出てきていますね。
「潮風王国」は今のところ制限がありません。ほぼ毎日みる車もあるくらいです。キャンピングカーで泊っても大丈夫なので、ここを拠点に南房総を楽しむというのもいいですね。ただし外での直火キャンプはNGです。直火以外も注意を受ける可能性はありますのでできるだけ火は使わないようにお願いしたいですね。
広ーい芝生と海
「潮風王国」のポイントは広い芝生の公園とすぐそばにある海との緑と青のコントラストでしょう。南房総の各道の駅の中でも広さは最大級ですよ。
海は岩場になっていて歩けるところもあります。何か取ってる人もいますね。漁業権に抵触する可能性もあるのでおすすめしません。あわびとかを取った人が100万円請求されたという話もあります。(都市伝説ではありません。事実です。漁業権の厳しすぎるやり方は地元の人も反発していますが今のところは変更されなそうです)
船は中に入れますよ。
海のものがたくさん
さて、ぼんやりしながら王国内に突入します。
中に入るとインパクト大のいけすが目の前に飛び込んできます。
海の見えるカフェです。運転疲れはここで回復。
海産物はいろいろ売ってます。貝はもちろん、とれたて魚や自家製干物もあります。比較的安めですよ。
他にもお土産屋さんや可愛らしい中国の方が働いてる魚屋などあります。申し遅れましたがこのブログではざっくりとした写真のみにしています。なので詳細は是非現地で確かめてください。
飲食店もあるけど
カフェもあるけどしっかりした食事ができる店舗もあります。ただ高いです。味はいいですが、この値段を考えると私はうーんとなってしまいます。みなさんはいかがでしょうか。
海鮮丼が有名なお店の入り口。ここはとにかく高い。
こちらは蕎麦屋。ちょっと高め。
他には建物の外にコロッケ屋さんがあります。くじら入りとか珍しいものあっておすすめです。
拠点に休憩におみやげに
「潮風王国」は館山の高速をおりて比較的走りやすい道でこられるので南房総観光の拠点や、高速の運転疲れの休憩にはちょうどいい場所にあります。そして他の駅に比べて魚介類が多めに売ってるのも特徴です。魚はスーパーより安くて新鮮なのでおすすめですよ。
千倉と七浦
南房総市千倉町の中の七浦区、なんだけど…
夏到来でこちらはバテバテです。何をしても汗をかくので何をしても何かを飲まなければいけない。草むしりしたら水を、肉体労働したら水を、一日の終わりにはビールを、飲みすぎたら水を。終わることなく何かを飲み続けて生きていかなければいけません。
うん、夏にかぎったことではないですね。
さて、今回は先日ありました千倉のお祭り「ちくらんまっち」を少しだけリポートしようと思いましたが、それはまた後日に。祭りを見ながら地元の方々と飲み交わしてた時不思議な話が出ました。
「七浦の人らは七浦から駅の方を”ちくら”って呼ぶよね」と。
白浜に近い七浦地区
千倉町は南房総市の海担当と言っても過言でないくらい海に面している地域で、白浜付近から海沿いに北に伸びた細長い地域です。面積も南房総の中では大きい方で、人口は一番多い12,000人程度と言われています。
白浜と千倉の境には花畑で有名な白間津(しらまづ)という地域があり、そのお隣が大川、そして七浦と続きます。つまり七浦は千倉の中でも白浜に非常に近い位置ということですね。
同じ千倉町なのに
白浜に近いからなのかなんなのか七浦の人は七浦から先を「ちくら」と呼び、白間津、大川、七浦以外の区の人はこれらをまとめて「ななうら」って呼んだりするそうです。ただしこの使い分けは年配の方々に多く、今の若い人はそんな風には呼ばないようです
お祭りの集合場所も違う
さらに奇妙なのはお祭りの集合場所や進行も違うこと。七浦以外は千倉漁村センターの前に集合するのですが、七浦方面は合流せず単体で終了するようです。白間津に至っては4年に一度のお祭りなんだとか。今年はなかったようで白間津地域だけ提灯が飾られていませんでした。お花畑と漁業の町で違うのか、とも思ったんですが大川には小さいけど漁港があるんですね、一応。
理由ははっきりせず
地元の人も「あれってなんでだろうね。」という感じで理由ははっきりしませんでした。が、なにか差別的な闇を感じます。過去何かあったのか、大昔の先祖の行いが原因か。いずれにしても理由が知りたいです。少し調べてみるのでわかり次第追ってご報告しますね。
北条海岸ビーチマーケット
館山の北条海岸で行われたビーチマーケット
南房総は7月に入って湿気・気温ともにぐんぐん上がりました。はっきり言って不快です。コンクリートジャングルとどっちがましでしょうか。まあ私は夏が嫌いなので不快に感じてしまいますが皆さんはそうでもないかもしれませんね。夏が得意という方も南房総にお越しの際は、虫よけを忘れずに。田舎の蚊は強力です。山の方にいくとブユなんかもいます。めちゃくちゃにかゆくなります。
さて、今回は館山の北条海岸にて開催されたビーチマーケットに行きましたのでその感想などをお伝えしようかと。
年に数回行われるビーチマーケット
北条海岸ビーチマーケットは夏だけでなく年に数回行われます。ホームページには開催予定日もアップされますので是非チェックしてみてくださいね。
大賑わいの会場
こちらが会場の様子。テントでは様々なものが売られていました。もんじゃ焼きやスイーツ、コーヒー、パンなど。しっかりランチもできてしまいます。他にはアクセサリーや服などファッション雑貨も売っていました。
メインステージではキッズのダンスイベント
ビーチマーケットのメインステージでは小学生くらいまでの子供たちがヒップホップダンスを披露していました。今の小学校は体育の時間にダンスの授業があるんですよね。見事な体の切れでしたよ。
フレッシュ野菜が売ってる
ビーチマーケットの目玉の一つと言えるでしょう。こちらでは新鮮な野菜を販売しています。中でも「南房総オーガニック」という団体の無農薬有機野菜やいちじくの加工品などは他ではなかなか手に入りづらい一品と思います。おみやげにおすすめです。
ジャンべの体験なんかもある
さらに、アフリカの太鼓である「ジャンべ」の体験もありました。「ジャンべ」は買おうと思うとなかなかのお値段なのでこういう機会に試してみたいですね。
季節によって様々
北条海岸ビーチマーケットは年に数回あるので、季節によって違った雰囲気が楽しめるものでもあります。特に野菜は季節の旬のものが並ぶのでかなり雰囲気が変わるかと。南房総にお越しの際は北条海岸ビーチマーケットの開催日をチェックしておくといいと思いますよ。
南房総の人たちの言葉
南房総の言葉
雨が降った後は蚊がでますね。いかがお過ごしでしょうか。ところで田舎といえば地元の人たちの話す方言がありますね。その土地土地で様々な方言があり、ご高齢の方は入れ歯の調子のせいもあってかなり聞き取りづらいことが多々あります。まあそれも里山の味と言えるわけですが。
南房総の方言
さて、ここではいくつか南房総の方言をご紹介します。
- 「おいない」
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無理、とかだめといった意味です。かなり使われます。あまり方言のないおばちゃんとかもこれは使います。
例「ガソリンがこれだけじゃおいないなぁ。」「風が強すぎておいねぇっぺ。」
- 「〇〇だお」「〇〇お」
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方言の強い方に多めですが一般的です。2チャンとかニコニコで使われるあれですが、南房総では普通に使います。最初は驚きました。
例「風が強ぇぇお。」「そんなんじゃだめだぁお。」
- 「かせる」
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かなり独特ですよね。意味は「かぶれる」です。これは知らないとわからないかと。
例「ハゼの木(かぶれるで有名な木)近づいたらだめだお。かせちゃうお。」
- 「ちいとばつ」
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ちょっとずつの意味です。これはかなり方言が強い方が使うことがあります。里山の農家さんなんかは使いますね。
例「疲れちゃうからちいとばつ掘ってくれ。」
- 「はがち」
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これは「ムカデ」のことです。こちらは意外とみなさん使います。南房総はそれだけ「ムカデ」が出るということですね。
- 「まっち(まち)」
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祭りのことです。南房総ではそろそろ祭りの季節です。祭りはかなり大事にしているので皆さん気合が入ってますよ。
ざっとこんなところでしょうか。もちろんこれ以外にもたくさんの方言があるはずです。
南房総は他県の血が入ってるかもしれない
南房総はその昔出稼ぎかなにかで和歌山の方々が移住したそうです。なので千葉県の中でも独特な方言が目立ちます。また地名も和歌山由来が多く、検索すると和歌山県の情報が出ることもままあります。「白浜」は特に有名ですね。
わかりづらいかもしれないけど怒らず聞き返してほしい
こちらが地元の人間でないとわかると標準語で話してくれる優しい人々ですが、ご老人だと慣れすぎてるせいか方言のオンパレードということもあります。わからないこともあるかもしれませんが、怒らず聞き直していただけるとよろしいかと。きっと身振り手振り加えてわかるよう努力してくれると思います。房州人は昔から「あばら骨が一本足りない」と言われるくらい腹の中が空っぽの穏やかな人々です。見た目は怖い人もいますが、きっとやさしく話してくれるはず。